1. ふとした寂しさを分かち合いたい。
50代も後半、還暦や定年といった人生の節目がぼんやりと、でも確実に見えてくる頃。
ふとした瞬間に「あれ、私の友達ってどこへ行ったんだろう?」と思うようなことはありませんか。
私の場合「私ってこんなに友達少なかったっけ?」と思いました。
カレンダーを埋めるのは友達との楽しい予定ではなく、仕事の予定ばかり。前は学生時代の友達とどこかに出かけたり、職場の同僚たちとご飯を食べに行ったりしたのに、今ではそのような予定はめっきり減ってしまいました。
もしあなたが今、私と同じような友達のいない寂しさを抱えているとしたら、それはあなた一人だけのことではありません。私たち世代が、これからの自分の人生を豊かなものにするために、今までの人付き合いの棚卸・断捨離の時期に入ってきたのだろうと思います。
2. 私たちは走り続けてきました。
私たちはこれまで「会社」や「家族」の中で、周りの期待に応えるべく、一生懸命自分の役割を果たしてきました。
そのために自分の個人的な時間や、損得抜きで付き合える友人との時間を、少し後回しにした部分があったのかもしれません。
子供が自分の手から離れたり、職場では定年が見えてきて、ふと独りぼっちになったような心細さを感じるのは、それだけ私たちが「会社」や「家族」のために心血を注いできた証と言えるのではないでしょうか。
3. 「友達が少ない」のは恥ずかしいことなのか?
世間では「定年後は趣味の仲間と楽しく」というような華やかな光景が語られますが、現実はそんなに簡単ではありません。
「そんな友達はいない」
「今さらどうやって友達を作ればいいのかわからない」
そのような方たちも大勢いると思っています。
友達が少ないことをあまり気に病む必要はありません。自分の性格に問題があるのかな?と考えてしまうこともあるかもしれませんが、疎遠になってしまった友達は、親の介護や自身の健康問題などで忙しいだけなのかもしれません。
4. 孤独を抱えたまま
寂しさを知っている人は、人の優しさに気づくことができる人だと思っています。
だから「寂しい」という気持ちを無理に消そうとせず、寂しい気持ちを抱えたまま、これからは数の多さではなく、質=深くて静かな、そして心の通い合う友達を探していきたいですね。
5. 結び:共に歩み出す
この連載は、私が何かを教える場所ではありません。
同じ時代を生き、同じ不安を抱える者同士、これからの人間関係をどう整え、どう育んでいくかを、一緒に考えていく場にしたいと思っています。
この場所があなた自身のことを考えるきっかけになればうれしいです。
7.次回予告:
「なぜ友達作りが苦手だったのか」についてです。
後悔するためではなく、今までの自分を「よく頑張ってきたね」と労いながら、少しだけ過去を振り返ってみましょう。



コメント