1. 「私が悪い」という思い込みを解く
前回、気づけばいつの間にか友達がいなくなっていて寂しい、そのような気持ちを分かち合いました。その中で、「どうして自分には友達が少ないのだろう」と考えたとき、こう思ってしまうことも多いのではないでしょうか。
「私が積極的じゃないから」
「自分に魅力がないから」
「人付き合いを面倒がってきた報いだ」
あなたが友達を作れなかった理由は、決してあなたの性格によるものばかりではありません。
今回は特に様々な事情により友達を作れなかった方々のことを考えてみたいと思います。
2. 意思ではない孤独
人生には、自分の意思だけではどうにもならない時期があります。
例えば、家という場所が、安らぎではなく「緊張の場」であったとしたら⋯。
外で誰かと会うことや出かけることを制限されたり、あるいは自分の考えを話すことさえ、誰かの顔色を伺わなければならなかったとしたら⋯。
波風を立てないことを優先し、嵐が過ぎ去るのをただひたすら待つ。
誰かと楽しく笑う時間など考えることができず
「今日をなんとか無事に生き抜く」
ただそれだけを思い、日々を過ごした方もいたはずです。
3. 見えない鎖と、奪われた時間
外の世界との繋がりを断たれるということは、単に友達がいなくなることだけではありません。「自分はどうしたいのか」「何が好きだったのか」という、
自分自身の心さえ見失わせてしまいます。
そのような過酷な時間を過ごしてきた方のとっては、
今、友達が少ないことを「自分の落ち度」だと責める必要などどこにもありません。
4. 今のあなたへ
仏教には「縁」という言葉がありますが、すべての縁があなたを幸せにするわけではありません。
あなたを縛り付け、心を削り取るような関係も、残念ながら存在します。
もしあなたが今、独りでいたとしても、それは決して「失敗」ではありません。縛られていた鎖を解き、ようやく「自分の人生」に戻れたのです。
過去の自分を「友達も作れなかったダメな自分」と呼ぶのはやめにして
「あの嵐の夜を、よく一人で耐え抜いてきたね」と、
今のあなたが、当時のあなたを褒めてあげてください。
5. 結び:これから何を掴もうか
今私たちの手には、多くの友達はいません。
ですがその手の中にはまだたくさんの空間があります。
今からでもその空間を喜びや楽しみや笑い声で満たすことができるのです。
私たちは自由に誰の許可を得ることもなく未来を作っていけるのです。
次回予告:
私たちが、これから出会うべき「真の友達」とはどんな存在なのでしょうか。
一緒に考えてみましょう。



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